口腔内が不衛生な状態だと、健康に悪影響をもたらす場合があります。なぜなら、歯周病などの疾患を発症しやすくなるからです。歯周病は全身にも影響を及ぼすので気をつけましょう。また、歯の黄ばみや口臭の原因にもなるので注意が必要です。口腔内を健康な状態に保つためには、オーラルケアが不可欠です。オーラルケアのポイントは、正しい歯磨きの方法を身につけたり、効果的に歯の汚れを取り除いたりすることです。歯ブラシや歯磨き粉の選び方も重要でしょう。また、歯間ブラシや糸ようじなど、便利なアイテムを積極的に使いましょう。さらに、入れ歯の取り扱いも慎重に行うべきです。汚れを除去できる薬剤を使えば、歯垢や悪臭を取り除くことができます。定期的に入れ歯を洗浄することが重要です。
尚、オーラルケアに携わる看護師は、患者の口腔内の衛生状態を保つためにサポートをします。特に、高齢者に対して細やかな配慮が求められます。なぜなら、自力でオーラルケアをすることが難しい高齢者もいるからです。加齢に伴って唾液が不足したり、歯茎が衰えたりして、口腔内の状態が悪化しやすくなります。中には、認知症などの疾患が原因となって、自分で歯を磨くことが難しい高齢者もいます。そのような高齢者に対して、看護師はオーラルケアを行います。高齢者の症状を把握しながらサポートしましょう。また、歯科で定期検診を受けたり、歯垢を除去したりすることによって、口腔内の衛生を保つことができます。予防のために、歯科受診を勧めることもあります。